「祭りの後のような」

 

 以前、スランプが来ない的なノートを書いたが、

写真を撮ってると多かれ少なかれ波はあるもので、

一番の典型が桜と紅葉シーズンに名所、名風景や観光地における王道定置を

やる気満々で楽しめた後などにその兆候が生まれますね。

 

 日本の南の方で梅や春の花の便りの写真が上がって来ました。

我が町はまだ冬の名残り、と、言うか、まだ雪景色であり屋根にも雪の残る季節で

冬を捉えるのも春の兆しを捉えるのも実に中途半端で

自ら何かを探検隊のように探さないとならず、勝手に素敵が飛び込んでは来ないから

写真としてはなかなか難しい季節です。

 

 そして、とことん冬フォト雪フォトを撮りまくりが続いた余韻が

今の時期に、ふと祭りの後のあの脱力感と言うか沸き上がるテンションの

燃やし切れなかった余韻が付きまとうもののような気もしますね。

 

 なので、撮り重ねて来たデータから今年の桜フォト、春フォトの題材を振り返るのですが

ここで思い出すのが、またそのシーズン最盛期の後に来る「祭りの後」の感覚かもしれません。

 

 日本は四季があるから次々とテーマ的なものや撮りたいものが

ライフの中から振って来る素敵な国でもありますが、

その中から当たり前の王道でない面白く単なる記録に終わらない幾枚かを

また残せるかなぁと思いを巡らせたりもしますね。

 

 数年間のライブラリーから自分の撮影した日付と撮ったもの、題材を振り返りながら

今はもしかしたらシーズンと言う祭りの準備をしているのかもしれませんね。

 

 ほんと今の時期の山形は撮るものに困りますねぇ、、(笑)

 

 

 

 

 

cozy

 

2012/03/14