「撮る事だけに専念するなら迷いは要らない」


はっきり言って悪い訳が無いですよ。
画質面、価格面でD90と言う選択肢も出て来る訳ですが
動画が欲しい件と予算を無しにAPS-CでNikonから選択したら
当然ここに行き着きます。

ファインダー、多点フォーカス、ボディー剛性、連写、後は何があります?
D700のサブ機、望遠任務としても、全く違和感無い操作性と機体の質感。
逆に今後D700以上を目指す通過点としてもベストチョイスになるはず。

D300を選択肢にする人の多くは2台目以降だったり、もっと良いものを、
もっと高精度な機器の堪能性を求める人だと思うんですが
現時点でステップの中継に機体を選択する際のネックは幾つかあって、
それは
メデディア(SD主流の中級機からCFへのメディア資産)
周辺機器の値段(バッテリーグリップの価格)
そう言った事の小さな積み重ねた現在からステップへの障害だけなんじゃないでしょうか。
それを逆に言えば
D300にしてしまえばD700への道筋と土台も出来る。
今後バッテリーグリップやメディアもそのままで良くなる。
つまり、どこで移行の基点を変えるかなのかではないでしょうか。

使用感としては、
ネットや雑誌、サイトのレビューや作例を見れば言い訳ですが
連写と51点フォーカスと100%ファインダー、これ、味わうべきです。
D90でも同じ風景画は撮れる、これは間違いない事かもしれませんが
ファインダーから撮影者が感じる官能的な点は
きっと今後のフォトライフ感性と一回のシャッターを押すまでの過程までも変わって行く
大事な要素だと思うんです。

カメラ屋で触ったくらいで結果を出さないで、所有オーナーとして自分の写真を撮って、
そこまでの過程の官能度でチョイスを吟味して欲しい。
D300は、ある意味でそう言わせるカメラだと僕は思います。

ちょっとしたフォーカスポイントのここにポイントを当てたいなぁと思う事や
連写でこのカットとこのカットの間のがベストだったのに、、、泣
そういう隙間が楽しさやちょっとした所有感のストレスになるのですから
カメラは性能や精度や機能じゃなくてセンスだよ!と、それもわかりますが、
逆に言えば撮影そのものに専念出来る要因ってなぁに?と聞かれれば
性能機能に不満ストレスが少なくてファインダーが良い事ではないでしょうか。 


2009/03/18