写真の出来に求めるもの


2月のカメライベントにて沢山の新製品情報が出て来て

値に僕のカメラも旧型になってしまいましたが

新製品の欲よりも

それにもまして雪との格闘と愛犬の体調が思わしくない事で

雪を駆け回る事があまりなてくいる近頃です。

 

まぁそんな中でも部屋で厳重安静に甘やかしている愛犬にカメラを向けたり

ちょっと良い光の身近な小風景だったり、

厳冬のおかげで家の廊下の窓の氷の結晶を寒さを忘れて撮る事が出来たり、

身近な中の撮影に面白さを見つけて写真への撮影の気持ち感度は維持出来ています。

 

そんな中で僕の写真のカメラとそれを含めたライフまでの中でを考えた場合、

不思議に僕の所有の中で一番良いカメラの使用頻度が減っており

サブやサブサブを含めた全体的に均等に所有機材を使い回している事に

ふと振り返ると気が付いた。

一日の使途の中で使うレンズをひとつのボディーでセットして

幾組かのセットとして考えて撮影をしているからと言うのも大きいですね。

 

自分の機種が現役使っていてその先の新型が出ると、  

つい、幾日かは手持ち機材を幾つか下取りに出して買い替えも考えたのだけれど、

高いカメラも安いカメラもチャンポンで使っていて

撮り込んで出来を見ると今の時点で何ら不満が無い。

上手く撮れなかった要因は機材ではなく

自分の現場であの時どうすれば良かったかの反省は多いけれど。

 

これから出るカメラの新製品はどれもこれも「高品位高画質」なものばかりになりそう。

本来なら新機種が気になって気になって仕方ない動向なはずなのに

もう機材沼は間違いなく終わったのかな?ってどこかで思えてもいる。

僕は季節柄で抑制されているフィールドの都合とプライベートの都合のせいで

何か新しいグッズで刺激をカンフルしたい周期と

その逆に家から数分や、家の中でも良い対象や良い光にふっと夢中になれて

カメラなんぞ今あるもので充分充分と思える日を掌を変えるように繰り返していました。

 

何も不満無く動いている時の方が新しい機材は欲しくなるのかもしれない。

また、閉ざされた環境からさぁ久々に良い光に写真遊び出来るぞと繋がれた首輪を解かれたら

機材よりも撮りたい意思だけになるのかもしれないとも言えるし。

 

求めるものも欲も

生活のメンタルや全てものが起因していると言って良いのかもしれませんね。

 

ストレスを吹き飛ばしてくれるのは

好きなカメラを握る事のその前に

良い光を浴びる事なのかもしれません。

 

高かろうが安かろうが、新しかろうが古かろうが

良い光の時は間違いなく良いものが写る事は

機材の進歩とは全く別に不偏なものな事をしみじみ感じる。

 

 

グレイの冬の空を見上げながら思う事でした。


2012/02/09