「元の取れる価格価値」


マクロ=花
奇麗な光彩と鮮やかな色、花弁にピント、ふんわりでめいいっぱいなボケ。
この件だけで、もう定番でありマクロフォトを集めると花のドアップばかり、、、
ってなりがちかもしれませんが。

マクロレンズの魅力はそこだけでなく
マクロレンズの評価や絞り開放ばかりでなく、、、
そう思う事はないだろうか。

このレンズ、デッカイです。重いです、太いです。
これはデメリットに捉えられがちですが、D700、D300クラスのボディならどうだろうか。
バッテリーグリップを付けて手持ちの時はどうだろうか。
なかなかバランスが良いのである。
もちろん長時間手持ち撮影ではそれないrの握力体力は必要ですが、
そこにはシャッターを押すまでのタイムスパンも関係する訳で、
これから書く件がそれを持っても有り余るものとなります。
それは、

3m以下では効果が薄いとレビューされつつも、それでも効果恩恵あるともレビューされる
そう、VR機能である。
結局、この恩恵はファインダー像の落ち着きでキメ安い要因の一つ。
そして、静かで早いフォーカス、とAF、MFのシームレスな切り替え。
これも重い機材を保持する時間短縮と脳内イメージの決定を結局早く完結出来る要因。

 

まだあります。
前玉の伸びないマクロである事。
きっとマクロフォトでピント合わせしていって前玉が伸びて被写体に当てて揺らして
揺れの納まるのを待った経験はみなさんあるはずです。
このレンズは全長が一切伸びないインナーフォーカスであるし、
前玉の回転も無いので花形フードである。
フード先に指を置いてブレを止める保持操作も可能になります。
そして鏡筒が太い事、これも微細なピント調整に非常に起因する。

そしてもっとあります。
円形絞り。
開放でボケに酔いしれるマクロを卒業すると適宜に絞った撮影にワンランク進みますよね。
そこで円形絞りにより絞ったときの美しさ、この差を実感する訳です。

マクロレンズは基本的に悪い評価のレンズは無い訳で
選択肢は、評判と歴史と価格の兼ね合いになるのが目に見えてますが、
このレンズの実質のネックは値段だけ、作例や実評価は本当の名作サンプルが
まだまだ少ないだけではだろうか。

花メイン、開放玉ボケ専用レンズとした使い方だけでなく
オールラウンドに開けて良し、絞って良し、手持ちで良し、
さらにAFMFのシームレスさ、早い、静か、前玉動かず全長伸びずのメリット、
これは最終的に被写体を見つめる時間の集中への余裕に繋がり、
ここだと思った時のシャッターを切るまでの時間と結果と打率を大きく左右すると思う。

等倍で最短距離だけで、開放だけで、実際のカットはそうではない訳で
VRの恩恵、絞った際の玉ボケ、円形絞り、操作のしやすいインナーフォーカス。
他に上記の機能機構を持つこのマクロレンズは価格デメリットを完全に相殺出来るものだと
使ってみてあらためて僕はそう思います。

そして、「ナノクリ」だしね(笑) 


投稿日:2009/03/20