桜と紅葉のシーズンになると

 なんだか、あっという間に10月。

残暑にひえひえエコタオルを使っていたと思ったら

もう朝晩の冷え込みに皮シャンが必要かなと思えるものになっています。

 

 銘題にある

桜と紅葉のシーズンになると

写真を撮るものの中から決まって出て来る問題がマナー

いわゆる三脚問題ってヤツとか。

三脚で鎮座して動かないヤツが居て迷惑だったとか

足一本が乗り入れ禁止ロープを越えた越えないとかのソレ。

 

 僕が思うに

自分の視界に三脚を立てた人がもう居る地点で

後から我も参入しようとする時点で、もうとっくにアウトな気がするんですよ。

 

 写真に嗜好の無い人に人の絶対数が多い名所や観光地の中では

いくら真摯にしていても、同義にしかならない訳で。

 

 大体そう言う定点は

ちゃんとしたプロさんがしっかり抑えてあり

大多数のその他は全てその他大勢のくくりでしかないんですよね。

俗に言う訪れた大多数が厄介に思う中のそれと。

 

 僕もほんと気まぐれなリサーチ感覚で

面白がってその中に飛び込んでみたりするのですが

息が詰まって本望ではないですね、正直、数分数カットで大体撤退します。

 

 誰もが撮る中で

自分が自分だけの個性的な物を撮れた所でナンボのもんであって

大勢の三脚の中で自分だけが仮に飛び抜けるものが撮り得たとしても

あまりカッコ良く思わないタイプです、僕は。

僕なら前提にまずそう言う想定の所には最初から行かないかな。

 

 みんなガイドブックとか、有名フォトコンで見た作品から

ソレを複写したり模写したくなるものなのでしょうが、

失礼承知の前提で述べるなら、

それは、カルチャー倶楽部さんにお任せするべきであって

我々の請け負う分野じゃないと、僕らは思うべきだと思うんです。

 

 年に一度の楽しみの方もおられるだろうし

有名地、名所は間違い無く素晴らしい何かを得られるものは間違いないですけど

先陣の時代の先輩が撮ったものを

今の時代は僕が撮らなきゃの任務と思って励行してしまうのは

与えられた使命の人だけの限られた許される人だけにお願いしたいものです。

 

 自分は腕が良いから私が撮るのですと勘違いしているものが多過ぎますよね。

 

 僕や貴方が期待されてるのは

 

 全然そう言うものではなく

 

 もっと

孤高でオンリーであるものだと思いませんか写真家、写真愛好家諸君!

 

 

 貴方はまた今年も

根底のおかしな事に気付かずに

有名地と名所だけを追いかけますか?

 

 それは有意義な事ではなくて

有効に時間短縮して、難しい考えずに快楽を求める事に過ぎなく

新しい何かを掴み取る、新しい何かを撮り得る事に等なっていない事に気付き

EXIFと定点メモに

自分だけしか無いものが刻めるものを

ひとつでも多くの新しいオンリーな素敵を

生み、そして持ち帰る側に是否なって欲しいものです。

 

 

 もちろん

 

 僕も

 

 そうありたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

cozy

2012/10/08