D610の擁護

 具体的に検証にふさわしい条件でや

明らかに基準となるものや比較対象を並べてでは無い中で

自分の体調から普段より随分とファインダーや背面液晶だけで無く

24インチiMacのディスプレイまでの距離(手を伸ばして画面距離ほど離して使っている)の

等倍精査でも僕の目とメガネでは

顔と視線を変えただけで見える範囲と明瞭感が違う訳で

ボロボロな精度な僕自身が入れ替えたばかりのカメラのポテンシャルを

期待度高くハードルを上げ切った中で判断するのだから

冷静に真相を判別するのはなかなか難しかった。

 

 結論として

僕が納得し切れていなかった部分に関しては

もし僕が健常な良好な視力を持っていたら何ら問題でないと結論。

加えて

僕の期待度に対しの価格バリューに関しても

今日までの全てのRAWデータを展開して検証すれば結果として良好なもの。

そう言えると思う。

 

 考えてみれば知らずのうちに

自分のどのカメラよりも過酷な宿題元でD610のシャッターをしていた訳で

僕の抱いたシャッキリとズバッとキマらない感と言うのは

他のカメラを同じ状況で持ったら、出て来るものはもっと下回る結果でもあった気がする。

と言うのは

本来今日まで撮って来なかった、

いつぞやノートでD700で手持ちで撮り得たいけどもう少し手の届かない状況を

知らずにうちにD610で当たり前に撮れるだろうと遂行していたのだから。

 

 像のボンヤリ感に抱いたソレと言うのは

考えてみればIO2000〜4000という範囲だけでなく常用から2段上まで使ってでの

空気の悪い視野での手持ちで絞り開放付近でのレンズ解像感なのだと言う事を

あまりにソレが普通に使えるD610な故、

目の悪い事と、D700ならココまで出来たと言う範囲をどえらく越えた条件での

完全な僕の誤解だと言う事。

 

 僕が昨日まで納得いかなかったのは

手持ちでのISO2000〜8000レベルの話しであり

Nikonの画像処理の観点と粒状の残し方と解像のさせ方が

D700当時のものと随分と違う事があり、結果として仕上げた際の

見栄えや鑑賞の耐性としては尋常でない進歩がある事が逆に解った。

しかもそれをNikonの処理反映のフィードしないアドビで展開しての事だから。

高感度のディテールの残り具合もカラーノイズの少なさも

冷静に考えてみれば昨日までと裏腹に実に良いと言い切れると思えて来たのだ。

その

粒状感の違いは

高感度で雑味が出て来た時の等倍では目に意識するが

鑑賞サイズやプリントした場合には以前の機器より格段にタチの良い画像で

とても現代の進歩した筆頭画質と言えるはずで

僕の期待基準がD700ではなくて

解像感で言えばD800Eであって高感度で言えばD4とDfに向けられていた錯覚がある。

クロスセンサー以外の精度は別にして殆どの面でD700を越えていて、

D800やD4やDfで無いにしろソレに近い傾向を垣間見れていた事に今更気が付いたのだ。

 

 僕の身体と目の調子を差し引いて

冷静に今のNikonなりの引き出しをすれば

僕の今日までのフォトライフで撮って来た写真として

ライトルームのD610データを見れば

実に新しいNikonの僕の持っていない良質画質をすでに出していた。

 

 今までなら

悪天候や状況の中で、三脚を据え感度を押さえて長秒していたり

この環境では撮らずに諦めていた環境に

僕は感度の躊躇無しに上げ手持ちでシャッターしていたのだから。

 

 D610に

すまない文句を言っていた気がする。

想定のものがすんなり遂行出来過ぎて

D800EやD4やDfまでの前提で期待値が上がり過ぎて

今まで僕のD700で得られなかった事をもう即日越えていたのに

あまりにあっさり扱えてしまう事からの誤解と錯覚だった気がしている。

 

 その上の機種よりも10万円も安い機体で

5年前当時僕がD700を買った時よりも5万円も安い価格で

随分と超越した良質な画像を出してくれている事を

僕はもっとラッキーだと思わないといけないのだろう。

ピントの精度に関しても

日常の身の回りや部屋の中で撮る際に

目が悪くて役に立たないのでAFに依存出来れば

光をちゃんと掴める環境やシーンであれば

その後、前ノートで言うような煮え切らない不服は今のところ無い。

 

 まだ2週間の付き合いだ。

価格の妥協での選択があった事実もあるのだし

僕のMacでは2400万画素が常にファイルを大量に扱う限界だし

今年導入刷新してからの画質の良質方向へ知らずに底上げしていた事を

まだひと月立って居ないから気が付いていなかっただけなのだろう。

 

 あまりに当たり前に困惑無く悩まず被写体に向かえていて

 

 そのあまりに普通に馴染み過ぎている事が

 

 僕に

 

  とても大きな誤解と錯覚をさせていた事なんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

cozy

 

 

 

 

 

2014/01/27