24mmと28mmの差


      ハイエンドコンパクトでも

28mmというのは多い。

一眼のキットレンズでも換算28mmの18mmは

ある意味当たり前で王道で標準であり広角の入り口でもありますね。

 でも

僕らがフイルムの頃の

ズームレンズの始まりって35mmスタートだったんですよね。

それには工学的な事と設計的な事と画質的な事と

総合しての使い易さと値段も含めてと時代と言う事もあるだろう。

テレビだって4対3だった訳だし

今の時代では標準は50mmだという神話も

プロの中でも50mmじゃなく35mmが肉眼標準で

風景にも注視にも使えるものが違う事は

時代背景から見ても

設計の進歩や製品としての価格をはめ込めるか

レンズ交換できない高画質カメラのレンズに何mmが付いているかでも

色々察したり理由を考えてみるのも面白いですね。

今でもここの価格差はレンズ一本の値段でみると大分違いますし。

レンズ設計だけでなく、撮る事も難しい数ミリの差でもあります。

 

 で、

24mmと28mmの件なんだけど

24mmと28mmとでは難しさが結構違って

パースの付き方の差はとても差異がある事を痛感する。

だから今から始める人も最初の一本の付いているの

が28mmスタートで始めたか24mmで始めたかによっても

その後のフォトライフの観点が結構違って来ると思うんです。

スナップの勇といわれる28mm固定カメラがスナップに向いているのも

言い方次第なのだがある意味で

無難であって誰にでも融通性な画角だと言う事でもあって

28mmで注視スナップは撮れても

24mmで注視スナップを撮れる人になると俄然減って来る事もある。

だからある意味

28mmを制する事が出来れば

誰でも取り組む画角だからその一般で万能で無難でどうにでもなる

その画角を制する事が逆にカッコいいとも言えるのだろうし

だから28mm単焦点も支持がある訳なんですけどね。

 

 

 ただ、

 

 たった4mmである、

APS-Cで言えば16mmと18mmのたった2mmである。

 

 

 その数ミリの差が面白いとか深いなぁと思えると

 

 フォトライフは

あと一歩か数歩、

プラスして俄然面白さが増すと思うんです。

 

 

 主題と副題(背景要素)の関連付けの

数ミリで途端に難しくなる差や面白さ、

風景にしても、スナップにしても

縦で撮っても横で撮ったにしても

数ミリで途端に

捉える世界も、撮った後に見せる世界の広がりも違って来る 

 

      この

数ミリの差の

深さや面白さの部分、

 

 

 時々

拘ったり深くあれこれ考えてみるのも良いものですね。

 

 

       


2013/05/27