授賞式

 ペンタックスリコーイメージング(株)様よりのご案内封書を頂いた。

ご案内を頂いたと言う事は受賞確定と言う事で

拡散宣伝用の知人に送る用のDMも10枚同封で頂いたし

サイト上でも開催告知も上がっているしご報告を書いても良いだろうと言う事で。

 

 実はペンタックスリコーフォトコンテストにて

6500点越えの作品の中からの62名に選ばれ入選と言う事が確定しました。

で、東京、大阪、名古屋のフォーラムならびにギャラリーで

フォトコンテスト展に私の作品も並ぶと言う訳です。

 

 ただ、その作品、コンデジなんですよね(笑)

ペンタリコーと言う事でGXR S10のコンデジユニットで撮影した作品なのです。

きっとPENTAXの中判フイルムカメラのものとかもある事だろうに。

GXRでもきっとAユニットでライカレンズのものとかもあるだろうに。

そうだとある意味で逆になんか嬉しい事ですね。

カメラや画質でない部分で選ばれた事を思うと何だかとても感慨深い。

 展示の中に自分の作品がある事が確認出来たら作品も公開したくていますが

なんだかまだキツネに摘まれているようで。

 

 その作品は

おそらく、え?これで?というような何気ない一枚の写真なので

どう思われるかも心配な半面、

僕がこの作品なら判る人には判るだろう、感じる人には判ってもらえるだろう

そんな一枚を応募したものでした。

 

 今年は自分へのご褒美の名目があるのに

自分に何もカメラ機材を投入出来ない自分が何だか切ない。

授賞式も遠いし愛犬の介護もあるし参列出来ないけど

なんだか僕にはふさわしくない気もするので

出席参加出来ない正当な理由がちょっと胸を撫で下ろす気分。

本当はメーカーさん、選者さん、

沢山の大御所さんや同士の皆さんとお会いしたいのですが

僕の今の環境がそれを許してくれなさそうというのが本音。

 

 今年もフォトライフの成果としてはそれなりに手応えのある年になれている。

連日後ろ向きなノートも書いているにしろ

これだけの事があるから何とかメンタルを維持出来ているのかな、なんて思う。

人が人だったらカメラもレンズも売っぱらって別の生き方してるかもね。

 

 つくづく思う。

 

 僕って見えない不思議な何かに心を支えられている事を。

 

 今日までのフォトライフの機材のステップアップは

良い機材を持ってるくせにと言われぬよう

いつもそうした写真の成果があった時に見合うご褒美として

一品ずつ受賞とか入選とか掲載とかピックアップの名誉が付いた数だけ

追加や機種グレードアップして来た。

本当なら最新機種を導入してもこれだけの成果があるのだから許されるだろう。

だが、もう自己資金ではこれ以上上のアップグレードが金銭実情的に無理。

名目上のご褒美の理由はとうの昔にテンパイになってるんだけどねぇ。。

 

 

 

 自分の中の授賞式。

 

 僕は自分自身で今受領した気分で受領を完了しようと思います。

 

 自分に何もご褒美はあげられないけれど成果や手応えを感じれる事

写真をやって行く中で、それだけでも充分なものでもあるんだけど。

今回の受賞も

高級機材でなくてもコンデジでも撮れるじゃないかと言うお告げ的な事なのだろうか。

 

 でも、もう少しだけ踏ん張れる「飴」が欲しい。

気持ちが壊れそうな今だからこそ。。。

これは欲張りなのではなく向上心と目指すものがもっと高いだけです。

僕は営業をかけている訳でもないしスポンサーも無いプライベーターだし

資金も資産もルートもないの。

だから、何か掴めるべき自分のレベルや環境で挑める所は

目指したくて挑んで来ただけなんです。

協会も組合も倶楽部でもチームでもない僕は大変なんです。

 

 はぁ。。。

 

 

 こんなに良い事が降って来ているのだからとは

言って欲しくない、思って欲しくない。

得るべきものへチャレンジして、

ただ願うだけでなく、足を棒にして出来る限りの情熱を注いで

挑んでいるのだからの事なんだし

得られるものと評価はイーブンであって

得した、恵まれた、サプライズだ、運が良い、でもないのだと思う。

僕にプレゼントが勝手に降って来ているのではなく

掴み取りたいチャンスに恥ずかしくても一生懸命挑んでいるんです。

 

 皮肉んだりやっかみを抱かれるのはまっぴら御免です。

最近遠回しなやっかみのスルーされてる感の空気、正直感じています。

あまり敵を作ると得じゃないよとも言われますが書きたい事は書きます。

これからも。。。ここだけにはね。

なるべくツイッターとかFBとか表でグダグダ言わない為にも。

 

 知らずに追い越してしまう事も

後からの新参者にあっという間に並ばれ追い付かれ追い越される事も

どっちも同じ数だけあるような気もします。

人生でも社会でも写真でも何でもそうなんだと思う。

僕も必死で走っていても

どんどん抜かされるし、走っても走っても追い付かない事ばかりです。

 

 真摯に、素直に、真面目に、それだけは貫いて、

嬉しい事は嬉しいと、頭に来る事は頭に来ると表現出来るようでありたい。

感情や心の内を世間に恰好付けて鈍感な振り風に抑制すると

写真表現もどこかご機嫌伺うようなつまらんものになってしまうと思うのです。

 

 僕は今回の事もどえらく嬉しくています。

一晩くらい浮かれが止らない嬉しい大きな成果なんだもん。

 

 よく言うじゃん、

よそでやれ、自分んとこのブログでやれって。

ここ、それですのよ。

 

 

 

 なかなかこんな苦境の中で頑張れてると思う、自分。

 

 頑張れるのか?壊れないのか?ちょっと心配な、自分。

 

 

 

 

 

 

cozy

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2012/12/01