叩かれる写真と叩かれる写真家

 顧客の評判や噂株価を気にしなくては優良企業の上役は
ある程度自社のサイトや口コミ掲示板的なものと2チャンネル的な噂サイトを
業務の一環の中でケアしたりメンテしたりのチェックしているもので
悪い飛び火を削除要請とかまで気を使っているものですよね。

叩かれる写真と叩かれる写真家には
明らかな傾向と特徴と原因と要因がある程度答えが出せて
僕みたいな毒舌で辛口でも色々リサーチしても悪い話しは出て来ない。
逆に僕より全然抜け出ない撮り手の方が
いちいち全ての面で詰めが甘いとかぐっと来ないとか
写真以外の身の振りがおかしいとか立ち回りがおかしいとか言われる。
一向に誰にも評判にすらも触れてもらえない人もいたりしますね。
僕みたいな普通の写真愛好家でもネットの奥の奥の奥まで探すと
噂のひとつくらい転がっていて話しの話題を実際見つけた事があります。
良い噂だったからニヤニヤして嬉しかったけど、心臓バクバクしますね。
今日に至っても同じスタンスの辛口と毒舌をこうして書いていられるので
出る杭とそれを打つハンターに揉まれるネット社会においても
そのモグラたたきの荒波に揉まれ過ぎず幸せな方なのだと思う。

 口が悪いのと素行が悪いのハイブリットの場合は当然だからだけど
色んな観点でキモ系でないタイプで、意外に丁寧だったり一生懸命だったり熱いのに
撮るもの撮るものがいちいち構図が甘かったり成果を発信する際に添える言葉とか
キャプションとか言動に未だにwや絵文字を付けたり空回りのギャグを入れたり
ニュートラルな風景を撮るのにヲタやロリな癖を漏らすようなタイプの人が
意外と叩かれる代表なんですよね。
そして写真が突出して良いと、素行や癖が極端でも良い評価の人も居ますね。
だから、写真は真から写真が良いとアリなんですよね、どんな人柄が付随していても。
でも逆に、写真は肝心な真ではなくて撮影されたものの「芯」が甘いとかヌルイと
写真好きは真から何かが悲しくなって虚しくなってそのいたたまれない
芯のボソボソした叩くともろいぞ感をモグラたたきのように出るか否かの瞬間を
狙いすましたかのように叩くのだろう。

 穏便で穏やかで、関わらなければそれに越した事は無いけど
避けては通れぬボトルネックな部分だとしたら上手く通り抜けたいものですね。
ただ、その立ち位置までにも届かないようでは
良い器材を持っていても、幾らキャリアが長くても僕は話しにならないと思います。
叩かれ無い人は、そのポイントをあっさり飛び抜けて行くものであって
もう一方の叩かれない何も抵触しない人は、実力も個性も大きな波も起こせないとも言える。
日の目を見ない人はそのボトルネックに全然届いていないとも言えますし。
何かのバランスが悪く足下をすくえば転ぶから、転ばそうとされるのであって
見方が多くて叩くと逆に怪我をしたりくらいの強靭なバックヤードも必要なのかもだし、
何気に生理的に知らずに逃げていたりカメレオンのように隠れていては
肝心な時に目もかけてもらえないと言う事にもなるし
風を吹かすような発信をしたい時でも振り向いても感じてもらえないのかもしれません。
僕がもし50代になって良い意味でも悪い意味でも
鳴かず飛ばずの写真愛好家になるようだったら、うまく静かな身の振る舞いをして
静かな単純に写真好きと言う余生のスタートに向かう準備をしますけどね。
食うためのものとして写真に関わると言うのはとても効率の悪い分野だと思うんです。
写真と言う趣味は、普通より一段でも上の位置で趣味でも好きでいられる為には
アマチュアミュージシャンよりも逆にハードルの高い趣味なのかと思います。
 本当に純粋に好きな趣味とするならば盆栽とゲートボール並に
お爺ちゃんになるまで続けられるものだというのに
僕も含め、多くの写真愛好家は自分で自分の首を絞めているのかもしれませんね。

 何事も経験ですから叩かれずに飛び出れるかのくらいまで
頑張ってみたら良いと僕はそう思います。
僕がそのボトルネックの部分でもし叩かれて意気消沈するレベルなら
逆にキッパリと次の別の趣味に移れるだろうなって思いますし、
大人ぶって静かなまま飛び出す為の抜け道探してやろうと思うようでも
コソコソやビクビクしなくて良い別の趣味のシフトするだろうと思います。

 基準として、僕レベルの人が鬱陶しいなら
ひとつ考えるポイントまで来ていると思いますから、そうなら軽々と越えなくてはなりません。
越えられないなら静かに写真はほんと普通の趣味だと言い切る時点に来ていると思います。
これを読んでいるあなたはどのポジションで今後のフォトライフの矛先はどちら向きですか?

 あとね、少し矛盾するかもしれないけど、
叩かれても出てやる位の気合いとか気持ちとかも出してみろよ。
オレに言われてるくらいじゃチッコイぞ。




2014/08/25