撮らないで焼き付けるもの

良く焼けた夏空の刻に
お寺で墓掃除した訳だが、
そう言う時の空とか風情とか風とか香りって
カメラ構えて取り納めるものとは僕は違ってね。
実にフォトジェニックな色彩&光彩だったんだけど。

写真で振り返るから
像と共に記憶や体験や体感が蘇るものと、
写真で振り返らなくても、
その時と同じ空や太陽や光や色や風や香りだけで
像まで蘇るものの方が良い時や事柄もあると思う。
良い思い出も悪い思い出もどちらにしても。

写真は
時々無情過ぎたり冷た過ぎる時があるよ、

想い出の温度として。





2014/08/14