パンケーキと言う保険


 中古ではあるが

馴染みのカメラ屋さんにあったので

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8を仕入れてみました。

諭吉さん一人前で買える今となってはどこにでもゴロゴロあるものだし

レビューでもカタログでもこのレンズとPENの組み合わせは

もう代表的なルックスな訳で。

 

 本当はNikonフルサイズ用に35mmを仕入れたい所なのだが

昨今の私にはその資金すら無いので必要が各の最低限の妥協でしかなく

F2.8と言えどもmFTなので僕の想定しているフルサイズのボケとしては

F5.6のレンズ相当でしかないのだけれど

僕にはもうひとつ今後の保険として必要性が活かせる時がこの先来る想定で

このレンズの導入となった。

 

それは

今後フォトライフが鎮静してしまって、

撮り歩く機会も行動半径も時間も予算も無くなった上でも

カメラを持ち歩ける、バッグやフォトライフの暇がない中の携行出来るものとして

パッケージとしてコンデジサイズな事がいつか活きるだろうと言う保険である。

 

 とりたてて撮れる成果が変わるとも思えなかったりしても

今後持ち歩く機会を持てない環境でもカメラを忍ばせたい衝動を

このパンケーキならフォトライフ絶滅の機器ですら保険と可能性になってくれるはず。

そう僕は描いた訳です。

 

おしゃれだからとか、サイズの割にキットレンズより写りが良いからとか

そうではなく

写真を、カメラを意識する隙間や余裕が無くなっても

ふとカメラにすがる事が出来る恩恵がこの先絶対生まれてくれると

僕は描いてこの先を見据えている。

 

 スマホで足りても

この先コンデジの画質や性能や利便性が上がっても

それ以上のカメラを欲するであろう僕の最低心理と絶対要求に届く

持病持ちのピルケースのように、このパンケーキが必要になる時が来るはずだ。

 

どんどん携行して活用するレンズなのだろうが

僕は

逆に使わずにアクティブにフルサイズを持ち歩きたいけどそう出来なくなった時の

保険としてこのパンケーキを考えている節がある。

 

 

 

 

 

 

 


2014/06/12