「もうひとつ その先の世界への1本目に」


メーカー純正レンズを超えて選択肢として
マクロレンズを選ぶ際に必ず候補に挙がるこのレンズ。
銘玉、伝説とも語られるほどに
名作も多いのはマクロファンでなくても承知のレンズな事と思います。

特に花フォト、ボケ味ファンは多いのでどこからでも評判は探す事が出来ますね。
価格も手頃、長さも手頃、サイズも手頃、
使用オーナーもエントリーからフルサイズ、プロさんまで沢山いらっしゃいますね。
基本的にどのメーカーでもどのボディーでも相性は良いと思います。

マクロレンズに外れは無いともいいますが
描写的なものやその画角域に特化したレンズですからそうだとも思います。
大抵のユーザーさんは絞り開放でお花と戯れたり
水滴やキラキラ系、ボケを活かしたブツ撮りとしての使用も多いと思います。
でも中望遠として風景的なカットも良いですよ♪

絞った際の円形ボケのカックンは出ます。
これらは色々サンプル作例を探してもらいたいと思いますが
開放ばかりでなくてF4〜8あたりの絞りでの円形ボケのカックンをどう解釈するか、
筒長がぐい〜んと伸びるあたりの事とフォーカス速度をどう捉えるか。
この辺で円形絞りのレンズ、インナーフォーカスのレンズ、
超音波レンズにいく人もも居ると思います。
じっくり撮る人には問題の無い点ではあると思いますが
持っていて使っているユーザーの一意見として。

 

私もそうですがマクロはマニュアルフォーカスがメインの人も多いと思います。
その際の回転ストロークを長いと捉えるか微調整を決め易いと捉えるか、
フォーカス切り替えのリングスライドも
フォーカスクラッチの効くシームレスな切り替えレンズがいいのかで
選択の分かれ目かもしれませんね。
基本的に気に入ってる要素が上回るユーザーの満足度かと思いますが、
本音の中ではNikonマクロのインナーフォーカスや超音波モータ、円形絞り
それらを使ってしまうと頻度の減るユーザーも居るかもしれません。

でも価格面とレンズ性能、評価、名作の数、どのメーカーボディーでも
皆さん絶賛のレンズですから、今後も一番人気での銘玉、伝説は続くのだろうなと
僕だけでなく皆さんもそう思ている事でしょうね。
もちろん、ふわっとした気持ち良いたまらないボケ味とコストパフォーマンス、
色んなサイトや雑誌レビューを見ても高評価には僕も納得です。

凝り出すと高額な舶来MFマクロとか色んな画角の等倍レンズ沼もあるかもしれないほど
マクロの世界は日常の視点からフォトライフならではの世界への架け橋になるもの。

マクロに興味の無い人でも広角風景をメインの人もレースや鳥の人も
一度このレンズか、好みの等倍マクロレンズをセットして
自分の好きなフィールドでファインダーを覗いて見ては如何でしょうか?

写真の光と影、見つめたものの表情や被写体そのもの美しさ、
小さな中にある色とのコントラストと抑揚の中に見える世界。
光と遊ぶ事によってあらためて見えて来る、写真は光と影である事、
そんな事を思い出させてくれたり、普段の撮影スタイルに、
もうひとつ新たな観点と新鮮さを見いだす事の出来る世界があると思います。

マクロレンズは、写真ならではのもう一つの素敵な世界だと思います。 


投稿日:2009/04/09